挨拶

旭川医科大学学長 西川 祐司
旭川医科大学学長 西川 祐司

 開学 50 周年医大祭おめでとうございます。新型コロナ感染状況が次第に収まり、昨年に引き続き開催できることを本当にうれしく思っています。節目に当たる記念すべき医大祭に向け、実行委員を始めとする学生の皆さんが張り切って準備している姿を見て、コロナ禍で一度途切れかけた医大祭の伝統を皆さんがしっかりと受け継いでくれていることを頼もしく感じます。

 本学はこの旭川の地に 1973 年に設立され、おかげさまで昨年 11 月 15 日に開学 50 周年を迎えました。医大祭は本学の医学科第 1 期生が 2 年生の時に始めたもので、市民の皆様と本学学生が交流するための貴重な役割を担ってきました。私は本学医学科 6 期生ですが、現在のような講演会、演奏会、医学展、各クラブの出店に加え、今の時代には想像もできないことかも知れませんが、各学年や一部のクラブによる仮装行列なども企画されていました。それぞれがテーマを決めて放課後に仮装のための装束や道具を作製し、当日は大学から常磐公園まで練り歩くわけです。市民の方々もたくさん沿道に出てこられ、差し入れをいただいたりして、少なくとも当人たちは皆様によろこんでいただいていると思っていました。当時は大学の近隣に小さい子供たちもたくさんいましたので、人懐っこくてかわいらしい小学生たち 4,5 人と手をつないで大学内を案内して回り、どこかのクラブの出し物であったお化け屋敷に入ったりしたことを昨日のことのように思い出しています。その子たちももう 50 歳を越えているはずで、月日の経つのは本当に早いものです。

 今回は節目ということもあり、新しい企画や試みもたくさん用意されているようですので、市民の皆様もどうぞ期待していただければと思います。また今回はコロナ禍以前のようにアルコールを提供することを許可しています。道内を含めて多くの大学において大学祭での飲酒を禁止しており、これも時代のひとつの流れであることは承知していますが、私たちは学生の自主性を尊重する方針を選びました。本学の学生は基本的なルールを遵守し、医学生、看護学生にふさわしい節度あるふるまいをしてくれると信じています。一年に一度のせっかくのお祭りですから、市民の皆様も学生の皆さんも思い出に残る楽しい時間を過ごしていただきたいと願っています。

 最後になりましたが、今年の医大祭の成功を祈念するとともに、市民の皆様には今後も本学と本学学生を温かく見守っていただくよう心からお願いいたします。



医学部医学科同窓会長 藤谷 幹浩
医学部医学科同窓会長 藤谷 幹浩

 本学医学部医学科同窓会を代表し、2024 年度医大祭の開催をお祝い申し上げますとともに心から応援いたします。本同窓会は最初の本学卒業生が誕生した 1979 年に設立され、今では正会員約 5,000 人、学生会員、特別会員を加えると、総計

5700 名余りの組織となっております。現在、学生会員の皆様へのご支援として、この医大祭をはじめ、各種部活動や医師国家試験受験への経済的支援、道外研修施設へのマッチング支援などを実施しております。今後は皆様のニーズをふまえ、更に拡充していくことを計画しております。

 全道各地にいらっしゃる同窓の先輩達は、医師として社会に出てからも大変頼りになる存在です。学生時代からの同窓会コミュニケーションは、本学のみならずご自身の将来にも大きな意味を持ちます。医大祭は学生時代の大切で忘れることのできない想い出であるとともに、同窓生を含めた多くの方々とのコミュニケーションの場となります。この医大祭が、皆様の大きな飛躍の一助となりますよう心から祈念しております。



看護学科同窓会会長 笹川 朝子
看護学科同窓会会長 笹川 朝子

 医大祭の開催おめでとうございます。

 看護学科同窓会は、1996 年に設置され本年で 25 期生を迎えました。4半世紀が経過し、3 年後には30周年を迎えます。今後は、看護学科とともに記念式典、記念フォーラム等の開催も予定しています。数多くの在学生に参加していただき、先輩たちとの交流を深めていただければ幸いです。昨年度は看護学科同窓会のホームページをリニューアルいたしました。ぜひ、覗いていただけると幸いです。

 今年は、開学 50 周年医大祭ならではの講演会、公開講座、医学展、盛りだくさんの内容となることでしょう。また、模擬店、コンサート、花火!など、私も楽しみです。

 医大祭が、大学生活の良き思い出となるとともに、子どもたちの夢や地域の皆さまの活力となりますように、盛会をお祈りしております。


委員長 医学科4年 松家 啓
委員長 医学科4年 松家 啓

 ご来場の皆様、お越しいただき誠にありがとうございます。医大祭テーマは「医生懸命~ 50 周年の今日まで、そして未来へ~」です。コロナ禍以後の本格的な全面開催であり開学 50 周年目の節目となります。医生懸命とは、コロナ禍パンデミックの時期を経て生命を守るために医療を命懸けで取り組む意義を確認すること、また、全員が力を合わせて医大祭までの日々の生活のなかで準備に懸命に

取り組むことを表すものです。西川学長と学生支援課の皆様には最後まで学生の主体性を重んじていただき、たくさんの助言とご支援をありがとうございました。また開催にあたりまして、医学科・看護学科同窓会をはじめ市内の企業、医院など、たくさんの方々にご協力いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 本年度の医大祭ですが、学生団体によるステージ発表・模擬店・医学展・その他展示会はもちろん、元衆議院議員の杉村太蔵さんのご講演会、地元市民によるフリーマーケット、農家さんと協力して販売する青空市、医大病院で臨床の最前線に立たれる 2 名の先生による公開講座、夜には花火も行われます。さらに、今年度は旭山動物園とのコラボが実現し、キッチンカー誘致、子供に大人気の芸人さん「ラパルフェ」・「ワタリ 119」によるお笑いライブ、ロビーコンサートの復活と企画が盛りだくさんです。

 8 日(土)に行われる講演会には、旭川市出身で元衆議院議員、現在は「旭川はれて屋台村」という飲食店街のプロデュースを手掛けている杉村太蔵さんを講師としてお招きします。現在はメディアで活躍する一方、政治・経済をテーマにした講演活動を全国で行なっており、今回は「人生何が起きるかわからない~太蔵流チャンスをつかむ技術」というテーマでご講演を行なっていただきます。是非ご参加ください。

 9 日(日)には、体育館でお笑いライブが開催されます。今年は「ラパルフェ」「ワタリ 119」の 2 組の芸人さんをお呼びすることができました。芸人さんを生で見ることができる貴重な機会です。この機会に是非お立ち寄りください。また、同日には公開講座として医大病院より産婦人科の加藤育民先生と医大病院周産母子センターの横浜祐子先生による講義を行なっていただけます。加藤育民生より「様々な場面で使用される漢方薬~どのように利用されているか~」をテーマに近年注目を浴びている漢方薬を医療者目線で講義を行なっていただき、横浜祐子先生より「子宮頚がんに対するヒトパピローマウイルスワクチンどうすればいい?」をテーマに今だからこそ分かる HPV ワクチンの正しい情報と向き合い方の講義を行なっていただきます。こちらも是非ご参加ください。

 その他にも数多くの催し物がございます。ぜひ足をお運び頂き、50 周年度旭川医科大学医大祭をお楽しみください。